北海道産の「ウド」はちょうど今頃が旬です。
苦みと香りがよくて大好きな山菜です。
最近は野生のウドがあまりとれなくなってきた、と聞きます。
このウドは産直で買ってきました。
ウドのすごいところは、皮も茎も葉もすべて無駄なく食べられるところ。
しっかりぜんぶいただきます。
ウドをすぐ使わない場合の保存方法
水洗いをしないでそのまま新聞紙に包んで風通しのよいところか、冷蔵庫の野菜室に根元を下にして立てかけるように置いておきます。
先日知り合いの方からたくさんいただいたのですが、バタバタしていて日の当たるところに半日ほど置きっぱなしにしていたら葉がぜんぶ枯れてしまいました。。。
天ぷらにしていただこうと思っていたのですが。。。泣
早めに涼しいところにおいてあげてくださいね。
また日にちが経つごとにアクが強くなりますので、できれば早めに処理したほうがいいかもしれません。
ウドの下処理の方法
葉・茎・皮の3つに分けます。
葉の部分
茎から葉をとり、水にさらしておきます。
葉の部分は保存している間にすぐにクタっとしてしまいますが、水にさらしておくことでパリッとなりますよ。
そのまま水を切って使います。
茎の部分
5cmくらいの長さに切り、皮をやや厚めにむいて3mm厚さくらいの短冊切りにスライスします。
この時に切ったものから酢水に漬けておくと変色を防げます。
塩少々を加えた熱湯で4,5分ほど茹で、柔らかくなったら10分ほど水にさらします。
茹でた後もまだ苦味・エグ味が気になるようでしたら、もう少し水にさらしてみてください。
皮の部分
むいた皮も食べられます。
適当な大きさに切って酢水にさらしておきます。
水を切ってさっと洗い、このまま使います。
ウドの基本の食べ方
葉の部分は天ぷらで
葉は天ぷらがベストです。
山菜は油で揚げることによってかなり苦味が抜けます。
しっかり水切りしてから使ってくださいね。
わたしはぎゅっと手で絞って葉の部分を固めるようにしてから天ぷら粉の中に入れるようにしています。
そうするとパリッと揚がります。
天つゆで食べてもおいしいですが、塩で食べるほうが山菜の天ぷらには合うような気がしていつも両方用意して食べています。
茎の部分は酢味噌和えで
茹でたものを酢味噌和えにします。
酢味噌和え衣は、我が家では酢1:砂糖1:味噌1の割合で作っています。
お好みで酢や砂糖の量は調節してみてくださいね。
味噌はその時家にあるものでよいと思います。
隠し味に少々の和からしを入れてもおいしいですよ。
皮の部分はきんぴらで
こちらはきんぴらにします。
酢水にさらして水を切ったものを油をひいたフライパンに入れて、よく炒めます。
少々時間がかかりますが、柔らかくなりましたら、砂糖としょうゆで味付けします。
調味料をしっかり絡めたら出来上がりです。
まとめ
北海道に来る前は山菜はほとんど食べたことがなかったのですが、こちらに来てからたくさんの種類の山菜を食べる機会が増えました。
じつは最初は苦くてウドも苦手だったんですが、食べるうちにだんだん好きになり、今では自分でも買って食べるほど大好きになりました。
ことしもウドを食べて春になったんだな~と感じています。
今回は基本のウドの食べ方をご紹介させていただきましたが、ほかのおいしい食べ方も研究してみたいと思います。